犬が足の裏を舐める原因と対処法

こんにちは。国分寺ハートアニマルクリニックです🐾
「うちの犬、ずっと足の裏を舐めている…」「舐めすぎて赤くなっているけど大丈夫?」
こんな様子が見られたら、何らかの異常があるサイン かもしれません。

犬が足の裏を舐める行動には 軽い癖から、皮膚病やストレス、アレルギーなどの深刻な原因まで さまざまな理由があります。
放置すると 炎症や感染を引き起こすこともあるため、早めに対処することが大切 です。

今回は、犬が足の裏を舐める主な原因と対処法、病院に行くべきタイミング をご紹介します。


犬が足の裏を舐める主な原因と対処法

① アレルギー(食物アレルギー・環境アレルギー)

🐶 最も多い原因のひとつが「アレルギー」
食べ物や花粉、ハウスダスト、ノミなどが原因で かゆみが出て足を舐める ことがあります。

特徴
足の裏が赤くなっている
舐める頻度が増え、皮膚がベタつく・黒ずむ
耳の炎症や体のかゆみも伴うことがある

対処法
💡 食事をアレルギー対応のフードに変更する
💡 環境アレルギーなら空気清浄機の活用やこまめな掃除を行う
💡 獣医師の診察を受け、アレルギー検査を検討


② 皮膚炎(接触性皮膚炎・細菌・真菌感染)

🐶 足の裏に炎症が起こると、かゆみや痛みで舐め続けることがあります

特徴
肉球の間が赤くただれている
皮膚がジュクジュクしたり、フケが見られる
異臭がすることもある(細菌感染の可能性)

対処法
💡 足を清潔に保ち、こまめに洗浄・乾燥する
💡 動物病院で皮膚の状態をチェックし、抗生物質や抗真菌薬の処方を受ける
💡 散歩後はしっかり足を拭き、刺激物を除去する


③ 肉球のケガ・異物が挟まっている

🐶 肉球に小さな傷やトゲ、異物が挟まると、違和感で舐めることがあります。

特徴
足を引きずる・歩き方がおかしい
肉球に小さな傷や異物が確認できる
舐めることでさらに炎症が悪化することも

対処法
💡 異物がある場合はピンセットで優しく取り除く
💡 傷がある場合は消毒し、必要なら保護用の靴を使用
💡 腫れや出血がある場合はすぐに病院へ!


④ ストレスや退屈によるクセ

🐶 ストレスや退屈が原因で、足を舐め続けることも!

特徴
特に理由がないのにずっと舐めている
留守番が長い・環境の変化があった
他の異常(皮膚炎・ケガ)が見られない

対処法
💡 散歩や遊びの時間を増やしてストレス発散!
💡 知育トイやおもちゃを活用して退屈を防ぐ
💡 長時間の留守番がある場合は、リラックスできる環境を整える


⑤ ホルモン異常や自己免疫疾患

🐶 甲状腺機能低下症やクッシング症候群などのホルモン異常が関与することも

特徴
足だけでなく、体全体の毛が薄くなる
皮膚が黒ずむ・乾燥する
元気がなく、食欲にも変化がある

対処法
💡 血液検査でホルモンバランスをチェック
💡 適切な治療と食事管理を行う


こんな場合はすぐに動物病院へ!🚑

足を舐め続け、傷や炎症が悪化している
歩き方が不自然・足をかばうような動作がある
異臭や膿が出ている(細菌感染の疑い)
舐める以外にも体調不良の兆候がある(食欲不振・元気がない)

特に「足の炎症がひどい」「異物が取れない」「他の症状も出ている」場合は早めに病院で診察を受けましょう!


自宅でできるケア

💡 足を清潔に保つ(散歩後に拭く・シャンプー)
💡 肉球用の保湿クリームで乾燥を防ぐ
💡 舐めすぎ防止のためにエリザベスカラーや靴を使用する
💡 ストレス発散のために遊びや散歩を充実させる


まとめ

🐶 犬が足の裏を舐める原因は、アレルギー・皮膚炎・ケガ・ストレスなど様々!
🐶 足の炎症が悪化する前に、原因を特定し適切なケアを!
🐶 特に「傷や異物」「歩行異常」「異臭」がある場合はすぐに病院へ!

**愛犬が快適に過ごせるよう、日々のケアと定期的なチェックを心がけましょう!**🐾✨

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042-316-8631

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