シニア犬のケアで大切なこと〜年齢に合わせた優しい暮らしを〜
kokubunji_adminシニア期とは・・・
こんにちは！国分寺ハートアニマルクリニックです🐾
犬も人間と同じように年を重ねるにつれて、体や心にさまざまな変化が現れます。一般的に7歳を過ぎた頃からシニア期に入り、体力や免疫力の低下、視力や聴力の衰え、毛並みの変化などが現れることがあります。
健康管理や生活スタイルの見直しが必要になってきます。今回は、シニア犬のケアで大切なポイントについてご紹介します。
1. 定期的な健康チェック
シニア犬は病気のリスクが高まるため、年に1〜2回の健康診断をおすすめします。血液検査やレントゲン、超音波検査などで、心臓・腎臓・肝臓の状態や腫瘍の有無などを確認しましょう。早期発見・早期治療が健康寿命を延ばす鍵となります。
2. 食事の見直し
加齢とともに代謝が落ち、消化機能も低下します。シニア犬向けの低カロリー・高品質なタンパク質を含んだフードに切り替えると良いでしょう。また、腎臓や関節に配慮した療法食が必要な場合もあります。フードの変更は獣医師と相談しながら進めてください。
3. 運動とリハビリ
筋力の低下を防ぐためには、適度な運動が欠かせません。無理のないお散歩や、室内での軽い運動を取り入れましょう。関節が弱っている場合は、滑りにくい床材に変更したり、階段や段差を避ける工夫も有効です。
4. 心のケアも大切に
視力や聴力の低下に加え、認知症のような症状が現れることもあります。「夜鳴き」「徘徊」「同じところをぐるぐる回る」などが見られたら、認知機能の変化を疑いましょう。不安感を和らげるために、声をかけたり、環境を変えすぎないことが安心につながります。
5. 日常の観察を丁寧に
食欲や排泄、歩き方、寝ている時間など、毎日の変化を見逃さないことが大切です。「なんとなく元気がない」「最近痩せてきた」といった小さな変化が、病気のサインであることも少なくありません。少しでも気になることがあれば、早めにご相談ください。
シニア犬との時間は、穏やかで温かいもの。年齢を重ねても健やかに過ごせるよう、飼い主さまのサポートが何よりも重要です。当院では、シニア犬向けの健康診断や栄養相談も行っております。お気軽にご相談ください。
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