冬の室内暖房で増える犬猫の「隠れ脱水」

こんにちは!国分寺ハートアニマルクリニックです!
「水はちゃんと置いているし、元気そうだから大丈夫」冬になると、こうした安心感から見落とされやすいのが隠れ脱水です。
夏ほど喉が渇いている様子が目立たないため、水分不足に気づきにくく、知らないうちに体に負担がかかっているケースも少なくありません。
特に室内暖房を使用する冬は、犬や猫にとって脱水リスクが高まりやすい季節です。

冬に脱水が起こりやすくなる理由

暖房による空気の乾燥

エアコンや床暖房、ファンヒーターなどの使用により、室内の湿度は大きく低下します。
空気が乾燥すると、呼吸や皮膚から失われる水分量が増え、体は気づかないうちに水分不足の状態に傾いていきます。

喉の渇きを感じにくくなる

寒い時期は体温調整のための発汗が少なくなり、夏ほど「水を飲みたい」という欲求が強く出ません。その結果、

・水皿にほとんど口をつけない
・1日の飲水量が減っている
・食事以外で水を摂らない

といった状態になりやすくなります。

隠れ脱水で見られるサイン

こんな変化があれば注意

隠れ脱水は重症化するまで目立った症状が出ないこともありますが、次のような変化がヒントになることがあります。

・口の中や歯ぐきが乾いている
・皮膚のハリが弱く戻りが遅い
・尿の色が濃い、量が少ない
・元気がない、よく寝る
・食欲にムラが出る

これらが複数重なっている場合は、水分不足が進んでいる可能性があります。

放置すると起こりやすいトラブル

泌尿器・腎臓への負担

水分摂取量が少ない状態が続くと、尿が濃くなり、膀胱炎や尿石症のリスクが高まります。
特に猫では、冬場に尿トラブルが増える傾向があります。

便秘や体調不良

体内の水分が不足すると、便が硬くなりやすく、便秘や食欲低下につながることもあります。
また、循環機能にも影響し、全身の不調として現れるケースもあります。

動物病院でのチェック

どんな検査をするの?

診察では、まず皮膚の張りや口の中の粘膜の状態を確認し、脱水の程度を評価します。必要に応じて血液検査や尿検査を行い、体内の水分バランスや腎臓への影響が出ていないかを調べます。
軽度の脱水でも数値に変化が出ることがあるため、早期確認が重要です。

治療とおうちでの対策

動物病院での治療

脱水の程度に応じて、点滴や皮下補液による水分補給を行います。
腎臓や消化器の異常が見つかった場合は、原因となる病気への治療も同時に進めます。
状態が安定すれば、日常管理が中心となります。

ご自宅でできるケア・予防

日常生活では、水分摂取量を増やす工夫がとても重要です。

・フードをふやかす、ウェットフードを取り入れる
・水飲み場を複数設置する
・暖房使用時は加湿を意識する
・ぬるま湯を用意して飲みやすくする

また、トイレの回数や尿の色、元気度を日頃から観察することで、早めの異変に気づきやすくなります。

まとめ

冬は「寒い=水分不足になりにくい」というイメージとは反対に、室内暖房や乾燥の影響で隠れ脱水が起こりやすい季節です。
元気そうに見えても、水を飲む量や尿の様子を日常的にチェックすることが大切です。
「最近あまり水を飲まない」「尿の量や色が気になる」と感じたときは、早めに体調を確認してあげましょう。早期対応が、冬の体調トラブル予防につながります。

LINE友だち追加で診察予約・最新情報がチェックできます!!
友だち追加
国分寺、小平、小金井周辺にお住まいの飼い主様
定期的な健康チェックから心臓病、歯のお悩みまで、気になることがございましたらご相談ください。
大切なペットが元気に過ごせるよう、スタッフ一同サポートいたします

--------------------------------------------------------------------

国分寺ハートアニマルクリニック
東京都国分寺市本多3-3-5プラザ明和1階
042-316-8631

--------------------------------------------------------------------