✅犬が足を引きずる・びっこをひくときの対処法|病院へ行くべきサインとは?
こんにちは。国分寺ハートアニマルクリニックです🐾
犬が急に足を引きずる、歩きたがらない、片足を浮かせるなどの様子が見られると、飼い主さんはとても心配になりますよね。散歩で急に歩かなくなった、ソファから飛び降りたあとからびっこをひく…そんなとき、考えられる原因や病院へ行くタイミングについてわかりやすくまとめました。
■よくある原因
◉ケガや外傷
・爪の割れ、肉球のケガ、トゲや石が刺さっている
・散歩中の段差や階段、ジャンプの着地ミスによる捻挫・打撲
・関節や靭帯の損傷(前十字靭帯断裂、膝蓋骨脱臼など)
◉関節・骨の病気
・小型犬に多い「膝蓋骨脱臼(パテラ)」
・ジャンプなどで発症する「前十字靭帯断裂」
・シニア犬に増える「変形性関節症」「股関節形成不全」
・成長期の大型犬では「骨軟骨症(離断性骨軟骨炎)」も見られます
◉肉球トラブル
・夏場のアスファルトでの火傷
・冬の乾燥やひび割れ
・ガラスや小石による切り傷
一見わからなくても、近くで見ると赤く腫れていることもあります。
■自宅で確認できるポイント
・足先や肉球にキズや腫れがないか
・爪が折れていないか、血がついていないか
・足を触ったとき痛がる場所がどこか
・立ち上がるのがつらそう、片足を常に浮かせているか
可能であれば、歩く様子や痛がっている様子をスマホで動画に残しておくと、診察時にとても役立ちます。
■病院へ行くべきタイミング
以下のような場合は早めの受診が必要です。
・足を全くつかない、片足をずっと上げたまま
・触るとキャンと鳴く、噛もうとするほど痛がる
・腫れや熱感がある
・数日間様子を見ても改善しない
・ソファや階段の昇り降りを嫌がる、元気・食欲が落ちている
ケガだと思って放置してしまうと、症状が悪化したり治りにくくなることもあります。特に膝蓋骨脱臼や靭帯断裂は、早期治療が将来の関節の変形や慢性痛を防ぎます。
■自宅でやってはいけないこと
・湿布・人間の痛み止め(中毒の危険があります)
・自己判断でマッサージやストレッチをする
・長時間の散歩・ジャンプ運動を続ける
・痛がるのに無理に歩かせる
応急的に安静にさせることは大切ですが、原因がわからないまま放置すると悪化することがあります。
■普段からできる予防法
・フローリングには滑り防止マットを敷く
・体重管理(肥満は関節への負担に直結します)
・爪切り・肉球ケアを定期的に行う
・高い場所からのジャンプをさせないよう注意する
・小型犬やシニア犬は定期的な健康診断で関節の状態をチェック
■まとめ
犬が足を引きずる原因は、軽いケガから靭帯断裂・関節の病気までさまざまです。痛みを我慢してしまう子もいるため、「少しおかしいかな?」という段階で早めに受診することが大切です。歩き方に違和感を感じたら無理をさせず、安静にさせた上で動物病院にご相談ください。
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