【知っておきたい】人と動物の両方に感染する病気「人獣共通感染症」とは?

こんにちは!国分寺ハートアニマルクリニックです🐾

人獣共通感染症とは・・・❔

皆さんは「人獣共通感染症(じんじゅうきょうつうかんせんしょう)」という言葉をご存じですか?
これは動物から人にうつる、または人から動物にうつる可能性のある感染症のことで、「ズーノーシス」とも呼ばれます。


どんな病気があるの?

代表的な人獣共通感染症には、以下のようなものがあります。

  • 狂犬病:ほぼ100%致死率の高いウイルス感染症。海外では依然として発生が見られます。
  • トキソプラズマ症:猫の便に含まれることがある寄生虫。妊婦さんは特に注意が必要です。
  • カプノサイトファーガ感染症:犬や猫に咬まれた傷からまれに人に感染し、重症化することがあります。
  • 猫ひっかき病:猫の爪や歯にいる菌が原因で、人に発熱やリンパの腫れを起こすことがあります。
  • サルモネラ感染症:犬や猫の便などからうつる食中毒の一種。小さな子どもや高齢者は特に注意が必要です。

これらの病気は、適切な飼育管理や衛生対策を行えば、ほとんどが予防可能です。


感染のリスクが高まるシーン

  • ペットに咬まれたり引っかかれたりしたとき
  • ペットの排泄物や嘔吐物の処理を素手で行ったとき
  • ペットの口や顔に過度に接触したとき(キスなど)
  • ペットの健康状態が悪いとき
  • 飼い主が免疫力の低下している状態(高齢者、妊婦、小児など)

ご家庭でできる予防対策

定期的な健康診断・ワクチン接種

動物自身の健康管理が、感染症の最大の予防策です。

手洗いの徹底

ペットと触れ合ったあとは、必ず石けんと流水でしっかり手を洗いましょう。

排泄物の適切な処理

トイレは毎日清潔に保ち、処理時は使い捨て手袋を使用するのが安心です。

口移しでの食べ物の共有や、過度な顔の接触は避ける

愛情表現も、ほどほどに。衛生面を第一に考えましょう。

外に出るペットはノミ・ダニ予防を忘れずに

外からさまざまな病原体を持ち込む可能性があります。


最後に

人獣共通感染症は、「動物が危ない」病気ではなく、「知識があれば予防できる」病気です。
大切な家族であるペットと、安心して暮らし続けるために、日頃から健康管理と衛生対策を心がけましょう。

当院では、感染症予防のご相談や、飼育環境に合わせたアドバイスも行っております。
気になる症状やご質問があれば、どうぞお気軽にご相談ください。

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