しこり…もしかして腫瘍?― 猫にできる腫瘍について―
こんにちは。国分寺ハートアニマルクリニックです🐾
猫の体に「しこり」や「ふくらみ」を見つけて、不安に思ったことはありませんか?
それは**“腫瘍(しゅよう)”**かもしれません。
猫の腫瘍は良性のものから悪性(がん)までさまざまで、場所や種類によって治療法も異なります。
今回は、猫に多い腫瘍とその症状、治療法についてわかりやすくご紹介します。
🐱猫によく見られる腫瘍の種類と症状
① 乳腺腫瘍(特にメス猫に多い)
- お腹の乳首の周辺にしこりができる
- 初期は小さくても、急速に大きくなりやすい
- 悪性(乳がん)の割合が高く、肺への転移も多い
② リンパ腫(消化器型・胸腔型など)
- 白血病ウイルス(FeLV)との関連が強い腫瘍
- 消化器型:嘔吐・下痢・体重減少
- 胸腔型:呼吸が苦しそう・胸水がたまる
③ 扁平上皮癌(口の中、鼻、皮膚など)
- お口の中のしこり、よだれや口臭が増える
- 鼻や皮膚に治らない傷・ただれが続く
④ 繊維肉腫(注射部位肉腫)
- ワクチン後の注射部位にしこりができることがある
- 固くて動かないしこり、ゆっくり大きくなる
🩺治療法
🔹 手術
- 良性でも悪性でも、切除が適応になる場合があります
- 腫瘍の部位・大きさ・転移状況によって難易度が変わります
🔹 抗がん剤治療(化学療法)
- リンパ腫など、全身性の腫瘍で使用される
- 副作用の管理をしながら、症状のコントロールや延命が期待
🔹 放射線治療
- 口腔内腫瘍や鼻腔内腫瘍など局所の腫瘍に有効
- 高度医療施設との連携が必要な場合もあります
🔹 緩和ケア
- 高齢や進行がんの場合は、痛みや不快感を抑える治療が中心に
- 食欲増進剤、痛み止め、QOL(生活の質)向上を重視
📝まとめ
猫の腫瘍は、気づいたときには進行していることも少なくありません。
「しこりに気づいた」「最近元気や食欲がない」そんなときは、
早めの検査と適切な診断が、治療の選択肢を広げる第一歩です。
当院では、腫瘍の種類に応じた最適な治療法をご提案しています。
愛猫の健康を守るために、どんな小さな異変でも気軽にご相談ください🐾✨
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