シニア猫の健康管理|長生きのために知っておきたいポイント

こんにちは!国分寺ハートアニマルクリニックです。
猫は7歳を過ぎるとシニア期に入り、体の機能が少しずつ衰え始めます。若い頃と同じ生活を続けていると、病気の発見が遅れやすくなります。今回はシニア猫に多い病気と、健康管理のポイントを解説します。


シニア猫に多い病気

病気主な症状特徴・注意点
慢性腎臓病多飲多尿、体重減少、食欲不振高齢猫で最も多い病気。早期発見が重要
甲状腺機能亢進症食欲増加、体重減少、多動、よく鳴く10歳以上の猫に多くみられる
歯周病口臭、歯茎の腫れ、よだれ、食欲低下全身の健康に悪影響を及ぼす
関節疾患ジャンプを嫌がる、動きが鈍い痛みを隠すため発見が遅れやすい
糖尿病水をよく飲む、尿量増加、体重減少肥満猫やシニア猫で発症リスク増
高血圧瞳孔が開いたまま、視力障害腎臓病や甲状腺疾患と併発しやすい
心臓病呼吸が荒い、疲れやすい進行してから気づかれることが多い

年齢ごとの注意点

7歳頃から(シニアの入口)

・腎臓や歯のトラブルが少しずつ増える時期
・年1回の健康診断を、できれば年2回に
・高齢用フードへの切り替えを検討

10歳頃から(本格的なシニア期)

・腎臓病や甲状腺機能亢進症のリスクが高まる
・食欲や体重の変化を毎日チェック
・階段やジャンプを嫌がるなど関節のサインに注意

15歳以上(高齢猫)

・慢性腎臓病や高血圧が進行しやすい
・筋力が落ちて運動量が減少
・段差を減らし、寝床やトイレの位置を工夫
・食欲不振や脱水が命に関わるため、早めに受診を


健康管理のポイント

定期健診を受ける

血液検査や尿検査を定期的に行い、病気を早期に発見しましょう。

食事の見直し

腎臓や心臓に配慮したフードを取り入れることが大切です。

水分補給を工夫する

複数の水皿や循環式給水器を設置し、飲水量を増やす工夫をしましょう。

快適な生活環境

高齢になるほど関節に負担がかかります。ステップやスロープで移動をサポートし、段差を減らす工夫を。


まとめ

シニア猫は年齢ごとに注意すべき病気や生活上の工夫が異なります。

  • 7歳から健康チェックを強化
  • 10歳で腎臓・甲状腺・関節の病気に注意
  • 15歳以上は生活環境の見直しとこまめな受診

日常の小さな変化を見逃さず、早めに動物病院に相談することが愛猫の健康寿命を延ばすカギです。

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