犬がぐるぐる回っている… 原因と対処法
こんにちは。国分寺ハートアニマルクリニックです🐾
「うちの犬が同じ場所をぐるぐる回り続けている…」こんな行動が見られると、飼い主さまは心配になりますよね。
遊びや興奮によるものなら問題ないことが多いですが、病気のサインである可能性もあります。
今回は、犬がぐるぐる回る原因と対処法についてご紹介します。
犬がぐるぐる回る主な原因
① 遊び・習慣によるもの
- 元気な状態で楽しそうに回る
- 飼い主さんの注意を引こうとしている
- 狩猟本能や興奮による行動
▶ 興奮しすぎていなければ問題ありませんが、過度に続く場合はストレスや病気の可能性も考えられます。
② 耳の異常(外耳炎・中耳炎・内耳炎)
- 片方の耳を気にする、頭を振る
- バランスが取りにくくなる
▶ 耳の感染症や炎症があると、ふらついたり同じ方向に回り続けることがあります。早めの受診をおすすめします。
③ 神経系の異常(前庭疾患・脳の病気)
- ふらふらと回る、まっすぐ歩けない
- 頭を傾ける、目が揺れる(眼振)
- 高齢犬に多い
▶ 脳や神経に異常がある可能性があり、重篤な症状につながることもあるため、すぐに受診しましょう。
④ 認知機能不全症候群(老化による認知症)
- 夜中に落ち着きなく回り続ける
- 名前を呼んでも反応が鈍い
- 同じ場所を行ったり来たりする
▶ 高齢犬に多く、進行すると生活に支障をきたすことがあります。早めに相談しましょう。
⑤ 中毒・脳の異常(脳腫瘍・水頭症など)
- ぐるぐる回った後、倒れる
- けいれんを起こす
- いつもと違う異常な行動をする
▶ 急にぐるぐる回り始めた場合や、他の異常行動がある場合は、至急動物病院を受診してください。
こんな症状が見られたら、すぐに動物病院へ!
✅ 片方の耳を気にしながら回る
✅ まっすぐ歩けない、ふらつく
✅ 目が揺れる(眼振)
✅ 夜中に意味もなく回り続ける
✅ けいれんや意識障害がある
ご自宅でできる対処法
- 犬の様子をよく観察する
- いつから回るようになったか、他の症状はあるかを記録する
- 周囲の安全を確保する
- ぶつかりやすい家具を避け、転倒しないようにする
- 耳をチェックする
- 耳が赤く腫れていたり、異臭がする場合は炎症の可能性あり
- 落ち着かせる
- 興奮やストレスで回る場合は、静かな環境でリラックスさせる
まとめ
- 犬がぐるぐる回る原因には、遊び・耳の病気・神経の異常・認知症などさまざまな可能性があります。
- ふらつきや目の異常、夜中の異常行動などが見られたら、早めに動物病院を受診しましょう。
- 異常を感じたら無理に止めず、安全な環境で様子を見守りながら獣医師に相談することが大切です。
大切なわんちゃんの健康を守るために、気になることがあればお気軽にご相談ください🐶✨
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国分寺ハートアニマルクリニック
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