犬が苦しそう…!?心臓病の可能性はある?

こんにちは。国分寺ハートアニマルクリニックです🐾
「うちの犬がゼーゼーしている…」「呼吸が荒くて苦しそう」
そんな様子が見られたら、何らかの異常が起きているサイン かもしれません。

犬が苦しそうにしている場合、軽度の一時的な症状から命に関わる病気まで原因はさまざまです。
今回は、犬が苦しそうなときの原因と対処法、病院へ行くべきタイミング をご紹介します。


犬が苦しそうなときに見られる症状

呼吸が荒い・ゼーゼーしている
動きたがらず、ぐったりしている
口を開けて呼吸している(通常、犬はパンティング以外で口呼吸をしません)
お腹が大きく動くような呼吸をしている
舌や歯茎が青紫色になっている(チアノーゼ)
嘔吐や咳を繰り返している

📌 特に呼吸が苦しそうな場合は、早急に動物病院を受診しましょう!


犬が苦しそうなときの主な原因と対処法

① 熱中症(夏場・暑い環境)

🐶 特に夏場や高温多湿の環境では、熱中症に要注意!

特徴
ハァハァと口を開けて激しくパンティング(息が荒い)
よだれが多く出る・ぐったりして動かない
耳や肉球が熱くなっている・体温が上昇

対処法
💡 涼しい場所へ移動し、扇風機や冷たいタオルで体を冷やす
💡 水を少しずつ飲ませる(無理に大量に飲ませない)
💡 重症の場合はすぐに病院へ!


② 呼吸器疾患(気管虚脱・肺炎・気道閉塞)

🐶 特に小型犬は気管虚脱に注意!

特徴
ガーガーというアヒルの鳴き声のような咳をする(気管虚脱)
ゼーゼー・ヒューヒューとした呼吸音(肺炎・気道閉塞)
興奮時や運動後に症状が悪化する

対処法
💡 無理に興奮させず、静かな環境で落ち着かせる
💡 首輪ではなくハーネスを使用し、気管への負担を減らす
💡 症状が続く場合は、動物病院でレントゲン検査を受ける


③ 心臓病(僧帽弁閉鎖不全症・心不全)

🐶 高齢の小型犬に多い心臓病も、苦しそうな症状を引き起こします。

特徴
寝ているときや夜間に咳をする
運動後に息切れしやすく、疲れやすい
呼吸が浅く、ゼーゼーと息苦しそう

対処法
💡 心臓の検査(レントゲン・エコー・血液検査)を受ける
💡 心臓の負担を減らすため、塩分控えめの食事を心がける
💡 早めの診断と治療が重要!


④ 異物誤飲(喉や気管に詰まる)

🐶 何かを誤飲すると、呼吸困難になることも!

特徴
突然苦しそうな様子になり、口を開けてガーガーする
何かを吐き出そうとするが、うまく吐けない
よだれが増え、苦しそうに口をこする

対処法
🚨 緊急性が高いため、すぐに病院へ!
🚨 無理に口の中に手を入れず、獣医師の指示を仰ぐ
🚨 誤飲しやすいものを事前に片付けることも重要


⑤ てんかん発作・神経疾患

🐶 突然のけいれんや意識喪失を伴う場合は、てんかん発作の可能性も。

特徴
突然倒れて、全身が硬直する・けいれんする
意識がぼんやりし、数分後に回復する
発作の前後に混乱した様子を見せる

対処法
💡 発作中は犬を刺激せず、安全な場所で見守る
💡 時間を計り、動画を撮影して病院で診断に役立てる
💡 発作が頻繁に起こる場合は、動物病院で治療を検討


こんな場合はすぐに病院へ!🚑

呼吸が荒く、口を開けて息をしている
舌や歯茎が青紫色になっている(チアノーゼ)
何度も吐こうとするが、吐けない
ぐったりして動かない、意識がぼんやりしている
突然倒れる・けいれんを起こす

特に「呼吸困難」「チアノーゼ」「意識がない」場合は緊急対応が必要!
早めに病院で診察を受けましょう。


まとめ

🐶 犬が苦しそうにしている場合、熱中症・呼吸器疾患・心臓病・誤飲などが原因の可能性がある
🐶 急に呼吸が荒くなったり、ぐったりしている場合は要注意!
🐶 特に「チアノーゼ」「意識低下」「けいれん」が見られる場合は、すぐに病院へ!

愛犬の異変に早く気づき、適切な対応を心がけましょう!🐾✨

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