犬の「皮膚がベタベタする」脂漏症ってどんな病気?

こんにちは!国分寺ハートアニマルクリニックです!
「最近、触ると皮膚がベタつく」「体臭が強くなった気がする」
そんな変化に気づいたことはありませんか。
犬の皮膚がベタベタしてくる場合、脂漏症(しろうしょう)と呼ばれる皮膚トラブルが関係していることがあります。見た目は軽そうでも、放置すると炎症や感染につながることがあるため、早めの対処が大切です。

脂漏症とはどんな状態?

皮脂のバランスが崩れる皮膚トラブル

脂漏症は、皮膚の皮脂分泌や角質の代謝バランスが乱れることで起こります。通常、皮脂は皮膚を守る役割がありますが、分泌が過剰になるとベタつきやにおいの原因になります。
一方で、フケが増える乾燥型の脂漏症もあり、ベタつき型と乾燥型が混在するケースも珍しくありません。

こんな症状が見られます

脂漏症では、次のような変化が出ることがあります。

・皮膚や被毛がベタつく
・体臭が強くなる
・フケが増える
・赤みやかゆみが出る
・毛が束になって見える

特に、耳の付け根、首周り、脇、内股、お腹などは症状が出やすい部位です。

脂漏症が起こる原因

体質や犬種の影響

脂漏症には、体質的に起こりやすいタイプもあります。
シーズーやコッカー・スパニエル、バセット・ハウンドなどは、脂漏症を起こしやすい傾向があるとされています。

別の病気が隠れていることも

脂漏症は単独で起こることもありますが、背景に別の病気が関係している場合もあります。

・アレルギー性皮膚炎
・ホルモンの病気
・細菌や真菌の感染
・栄養バランスの乱れ

「シャンプーしてもすぐベタつく」「何度も繰り返す」といった場合は、原因の特定が重要になります。

動物病院で行う検査

皮膚の状態と原因を調べる

診察では、皮膚の見た目やにおい、かゆみの有無などを確認します。必要に応じて、皮膚検査を行い、細菌やカビの感染がないかを調べます。
また、繰り返す脂漏症では、血液検査を行い、ホルモン異常や内臓疾患が関係していないか確認することもあります。

治療とおうちの対策

病院で行う治療

症状や原因に応じて、以下のような治療を組み合わせます。

・薬用シャンプーによる皮膚ケア
・抗炎症薬や抗菌薬の使用
・ホルモン異常がある場合の内科治療

表面だけをきれいにするのではなく、原因に合わせた治療が再発防止につながります。

おうちでできるケアのポイント

ご家庭でのケアも、脂漏症の改善にはとても重要です。

・シャンプーの頻度や種類を見直す
・しっかり乾かして湿気を残さない
・ブラッシングで皮脂や汚れをためない
・バランスの良い食事を意識する

「洗いすぎ」や「乾かし不足」は、逆に皮膚トラブルを悪化させる原因になることもあるため注意しましょう。

まとめ

犬の皮膚のベタつきは、単なる汚れではなく脂漏症などの皮膚トラブルが関係していることがあります。放置すると、かゆみや炎症、細菌感染を引き起こし、症状が慢性化するケースも少なくありません。
愛犬の皮膚トラブルが気になる場合は、お気軽にご相談ください。早期対応が、皮膚の健康を守る近道になります。

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