犬の嘔吐について 原因と対処法
こんにちは。国分寺ハートアニマルクリニックです🐾
「愛犬が急に吐いてしまった…」「何度も嘔吐を繰り返している」そんな経験はありませんか?
犬は人間よりも 嘔吐しやすい動物 ですが、「ただの吐き戻し」なのか「病気のサイン」なのかを見極めることが大切です。
今回は、犬の嘔吐の原因や対処法、病院へ行くべきタイミング について解説します!
犬が嘔吐する主な原因
① 食べすぎ・早食い(軽度)
犬が食事をガツガツと食べた後に 未消化のフードを吐く ことがあります。
これは 「吐き戻し」 と呼ばれ、病気ではありません。
▶ 特徴
✅ 食べてすぐに吐く
✅ 未消化のフードがそのまま出てくる
✅ 吐いた後も元気で食欲がある
▶ 対処法
💡 フードの量を調整する
💡 早食い防止用の食器を使う
② 空腹による胃液の嘔吐(軽度)
朝方や空腹時に、黄色い胃液を吐く ことがあります。
これは、胃酸が過剰に分泌されることで起こります。
▶ 特徴
✅ 朝起きたときや長時間食事をしていないときに吐く
✅ 黄色い液体(胆汁)を吐く
✅ 吐いた後も元気で食欲がある
▶ 対処法
💡 食事の回数を増やす(1日2回→3〜4回に分ける)
💡 夜寝る前に少量のフードを与える
③ 食べてはいけないものを口にした(中〜重度)
犬は誤って 毒性のあるもの や 消化できないもの を食べると、嘔吐することがあります。
▶ 考えられる原因
🚨 中毒を引き起こす食べ物(チョコレート・玉ねぎ・ぶどう・キシリトール など)
🚨 異物誤飲(おもちゃ・布・石・プラスチック など)
▶ 特徴
✅ 何度も吐く
✅ ぐったりして元気がない
✅ 下痢や血便が出る
▶ 対処法
💡 中毒の可能性がある場合はすぐに動物病院へ!
💡 異物誤飲の可能性がある場合、レントゲン検査が必要になることも
④ 胃腸炎や感染症(中〜重度)
ウイルスや細菌感染、ストレスなどが原因で 胃腸炎を発症 することがあります。
▶ 特徴
✅ 食欲がなく、ぐったりしている
✅ 下痢や発熱を伴うことがある
✅ 吐いたものに血が混ざっている
▶ 対処法
💡 24時間以上嘔吐が続く場合は病院へ!
💡 感染症の可能性もあるため、他の犬と接触させないようにする
⑤ 胃捻転(命に関わる緊急疾患⚠)
大型犬に多く見られる「胃捻転」は、胃がねじれてガスが溜まり、吐こうとしても何も出ない 病気です。
▶ 特徴
🚨 何度も吐こうとするが、何も出ない
🚨 お腹が膨れてくる
🚨 落ち着かず、ソワソワする
▶ 対処法
💡 すぐに動物病院へ!
💡 予防のために食後の激しい運動は避ける
こんな場合はすぐに動物病院へ!
以下の症状がある場合は、早急に受診が必要 です。
✅ 何度も吐く(1日に3回以上)
✅ 吐いたものに血が混ざっている(赤や黒っぽい血液)
✅ ぐったりして元気がない
✅ 食欲がなく、水も飲まない
✅ お腹が膨れてきた(胃捻転の疑い)
✅ 異物を飲み込んだ可能性がある
「1回だけ吐いたけど、元気で食欲もある」場合は少し様子を見てもOKですが、嘔吐が続く場合はすぐに受診しましょう!
自宅でできる応急処置とケア
💡 絶食をする(6〜12時間)
・胃が荒れている場合、一度食事を抜いて胃を休ませる
・ただし、水は少しずつ飲ませる
💡 食事を少しずつ与える
・絶食後は、消化の良いもの(ふやかしたフード・おかゆ状のごはん)を少量ずつ与える
💡 環境のストレスを減らす
・ストレスや興奮も嘔吐の原因になるため、静かな環境を作る
💡 誤飲対策を徹底する
・床に落ちている小さな物を拾い食いしないようにする
・有害な食べ物は手の届かない場所へ
まとめ
🐶 犬は嘔吐しやすい動物ですが、「一時的なもの」と「病気のサイン」を見極めることが大切!
🐶 1回だけの嘔吐なら様子見OK。何度も吐く場合はすぐに病院へ!
🐶 誤飲や中毒の可能性があるときは、迷わず動物病院へ!
愛犬の健康を守るために、普段の食事管理や誤飲対策を徹底しましょう!🐾✨
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国分寺ハートアニマルクリニック
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