犬の心臓病について

もともと、心臓の雑音はあると言われていたけども、お薬は飲んでいるけども検査したことがなかったということで来院されました。

今の時代でも、動物病院さんによって心臓の雑音があるから、病態をみずに内服薬を勧めているところがあるようです。

ヒトと同様に、病態にあわせてお薬を飲ませてあげないと、病態が悪化してしまったりなどがありますので、心雑音の雑音があった場合にはしっかりと検査することをお勧めいたします。

今回の心臓検査受けてくれたわんちゃんは、僧帽弁の弁の肥厚や、僧帽弁逆流などが確認できました。

診断としては、僧帽弁閉鎖不全症の心拡大ありでACVIM ステージB2となりました。結果としては、いま続けている内服薬の継続となりました。

保険会社の調べによると 死亡原因のトップは、癌などによるもので、 第二は心臓病となっております。 僧帽弁閉鎖不全症は、先生によっては僧帽弁逆流症、慢性心臓弁膜症など呼ばれることがあります。 小型犬の中高齢から高齢でみつかる病気で、 10歳以上の小型犬で30% 16歳となると75%で この病気をもっているといわれています。 そして、基本的には進行する病気であるため、定期的な検査が重要になってきます。 今後も、咳や疲れやすさ、飲水量、呼吸数などしっかり自宅でもチェックして頂き、定期的に心臓検査を行っていきましょう!!