犬の頻尿が気になる 原因と対処法
こんにちは。国分寺ハートアニマルクリニックです🐾
「最近、愛犬のトイレの回数が増えた気がする」「少しずつしか尿が出ない」…こんな症状に気づいたことはありませんか?
犬の頻尿には、病気が関係している場合もあるため注意が必要です。
今回は、犬の頻尿の原因や考えられる病気、対処法について詳しくご説明します。
犬の頻尿の主な原因
① 膀胱炎
- 症状:トイレの回数が増える、尿が少しずつしか出ない、血尿が混じる
- 原因:細菌感染やストレス、水分摂取量の減少など
▶ 放置すると悪化するため、早めに受診しましょう。
② 尿石症(結石)
- 症状:頻尿、血尿、排尿時に痛がる、尿が出にくい
- 原因:シュウ酸カルシウムやストルバイトなどの結石が膀胱や尿道にできる
▶ 重症化すると尿が完全に出なくなることもあり、緊急治療が必要になる場合があります。
③ 腎臓病
- 症状:頻尿や多尿、飲水量の増加、体重減少、元気がない
- 原因:腎機能の低下により尿の濃縮ができなくなる
▶ 特にシニア犬に多く、定期的な健康チェックが大切です。
④ 糖尿病
- 症状:頻尿、多飲、食欲はあるのに痩せていく
- 原因:血糖値の上昇により尿量が増える
▶ 適切な治療を受けないと、命に関わることもあります。
⑤ クッシング症候群(副腎皮質機能亢進症)
- 症状:頻尿、多飲、毛が薄くなる、お腹が膨らむ
- 原因:副腎の異常によりホルモンバランスが崩れる
▶ シニア犬に多く、ホルモン検査が必要になることがあります。
こんな症状が見られたら、すぐに動物病院へ!
✅ 尿の回数が急に増えた
✅ 血尿や尿の濁りがある
✅ 尿が出にくそうにしている
✅ 尿が出ない(無尿)
✅ 水を大量に飲むようになった
ご自宅でできる対処法
- 愛犬の排尿の様子を観察する
- いつから頻尿が続いているか、尿の色や量を記録
- 水分をしっかり取らせる
- 水分不足は膀胱炎や尿石症のリスクを高める
- トイレの回数や尿の色を確認する
- 排尿の変化に気づきやすくなります
- 病院に行く前に尿を採取する(可能であれば)
- 獣医師がより詳しく診断できるため、清潔な容器に採尿を
まとめ
- 犬の頻尿には膀胱炎・尿石症・腎臓病・糖尿病など、さまざまな原因があります。
- 尿の異常や排尿時の痛みがある場合は、早めに動物病院を受診しましょう。
- 健康な排尿習慣を維持するために、日頃から愛犬の尿の様子を観察することが大切です。
頻尿の症状が気になる場合は、お気軽にご相談ください🐶💙
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国分寺ハートアニマルクリニック
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