猫が咳をしている~原因と対処法~

こんにちは!国分寺ハートアニマルクリニックです。今日は「猫の咳」についてお話しします🐱

猫が咳をするのは珍しいことではありませんが、頻繁に咳をしている場合や、呼吸が苦しそうな場合は注意が必要です。
咳の原因にはさまざまな病気が考えられるため、症状を見極めて適切な対応をすることが大切です。

今回は、猫の咳の主な原因と対処法についてご紹介します。


猫の咳の主な原因

1. 気管支炎や肺炎

  • 細菌やウイルス感染により、気管支や肺に炎症が起こると咳が出ることがあります。
  • 発熱や元気消失を伴うこともあります。

2. 猫喘息(ぜんそく)

  • アレルギー性の疾患で、気道が狭くなることで発作的に咳が出るのが特徴です。
  • ホコリやタバコの煙、芳香剤などが原因になることがあります。
  • 呼吸がゼーゼーする、息苦しそうにする場合は要注意。

3. 毛玉(ヘアボール)

  • 猫は毛づくろいをするため、飲み込んだ毛が胃にたまりやすく、これを吐き出そうとする動作が咳のように見えることがあります。
  • 頻繁に咳のような動作をする場合は、毛玉ケアが必要かもしれません。

4. 寄生虫(フィラリア・回虫など)

  • フィラリア症(犬だけでなく猫にも感染します)や、肺に寄生する寄生虫が咳を引き起こすことがあります。
  • 呼吸困難を伴う場合は、すぐに動物病院を受診しましょう。

5. 異物の誤飲

  • 猫が小さなものを誤って飲み込むと、気管やのどに詰まり、咳をすることがあります。
  • 苦しそうにしている場合は、すぐに病院へ。

6. 心臓病

  • 心疾患によって肺に負担がかかると、慢性的な咳が出ることがあります。
  • 動いた後に咳をする、元気がない、呼吸が浅く速い場合は要注意です。

咳が出たときの対処法

  1. 咳の様子を観察する
    • どのようなときに咳をするか(食後、運動後、寝ているときなど)を記録しておくと診断の参考になります。
  2. 環境を整える
    • ハウスダストやタバコの煙、強い香りのするものを避ける。
    • 乾燥を防ぎ、適度な湿度を保つ。
  3. 毛玉ケアをする
    • 毛玉が原因の場合、ブラッシングや毛玉ケア用フード・サプリメントを活用しましょう。
  4. 動物病院を受診する
    • 頻繁に咳をする場合や、呼吸が苦しそうな場合は早めの受診が必要です。

まとめ

  • 猫の咳は、一時的なものであれば問題ないこともありますが、頻繁に続く場合は病気の可能性があります。
  • 喘息や気管支炎、寄生虫、心疾患などが原因となることがあるため、注意深く観察しましょう。
  • 呼吸が苦しそうな場合は、すぐに動物病院へ!

何か気になることがあれば、お気軽にご相談くださいね🐾

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