猫が歯ぎしりをしている 原因と対処法

こんにちは。国分寺ハートアニマルクリニックです🐾
「カチカチ…」「ギリギリ…」と、猫が歯ぎしりをしているのを見たことはありますか?
一時的なものなら問題ないこともありますが、痛みや病気のサインである可能性もあります。
今回は、猫が歯ぎしりをする原因や対処法について詳しくご説明します。


猫が歯ぎしりをする主な原因

① 歯や口のトラブル(歯周病・歯の異常)

  • 歯周病や歯肉炎が進行すると、痛みや違和感から歯ぎしりをする
  • 歯が折れていたり、噛み合わせが悪かったりする場合も原因に

口の中の痛みが原因の場合、放置すると食欲低下やさらなる炎症につながるため、早めに受診しましょう。

② 顎の異常(顎関節症・骨の異常)

  • 顎の関節に異常があると、違和感から歯ぎしりをすることがある
  • 口を開けづらい、食事中に痛がるなどの症状を伴うことも

顎の異常があると食べにくさやストレスにつながるため、注意が必要です。

③ 胃腸の不調や吐き気

  • 胃がムカムカしていると、不快感から歯ぎしりをすることがある
  • 毛玉や消化不良、胃炎などが原因の場合も

頻繁に吐く、食欲が落ちている場合は、消化器系の病気の可能性があるため、早めに受診をおすすめします。

④ ストレスや不安

  • 環境の変化、引っ越し、家族の変化などでストレスを感じると、歯ぎしりをすることがある
  • 緊張や興奮のサインとして現れることも

猫がリラックスできる環境を整えて、ストレスを軽減することが大切です。

⑤ 神経系の異常(けいれん・脳の病気)

  • 歯ぎしりとともに、ピクピクとけいれんする、意識がぼんやりしているなどの症状がある場合は注意
  • 脳の異常(てんかんや腫瘍)による可能性も

神経系の異常が疑われる場合は、すぐに動物病院を受診しましょう。


こんな症状が見られたら、すぐに動物病院へ!

✅ 頻繁に歯ぎしりをする
✅ よだれが増えている
✅ 口を開けづらそうにしている
✅ 食欲が落ちている、痩せてきた
✅ けいれんやふらつきがある


ご自宅でできる対処法

  1. 猫の口の中を確認する
    • 歯茎が腫れていないか、歯が折れていないかをチェック
  2. ストレスを減らす
    • 静かな場所を用意し、安心できる環境を整える
  3. 食事を見直す
    • 硬いフードが食べづらい場合は、ふやかすなどして工夫する
  4. 歯のケアをする
    • 歯周病予防のために、**デンタルケア(歯磨きやデンタルガム)**を取り入れる

まとめ

  • 猫の歯ぎしりは、歯の病気・顎の異常・胃腸の不調・ストレス・神経の異常などが原因となることがあります。
  • 食欲低下やよだれ、痛みがある場合は、早めに動物病院を受診しましょう。
  • 日頃のデンタルケアや環境づくりが、歯ぎしりの予防にもつながります。

大切な猫ちゃんの健康を守るために、気になることがあればお気軽にご相談ください🐱✨

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