猫にできものができた!?考えられる原因と対処法🐱

こんにちは。国分寺ハートアニマルクリニックです🐾
「愛猫の皮膚にしこりのようなものがある…」「最近、毛をかき分けたらポツっとしたできものを発見!」そんな経験はありませんか?

猫の皮膚にできものができると、「病気なの?」「放っておいても大丈夫?」と心配になりますよね。
今回は、猫にできものができる原因と対処法 についてご紹介します!


猫のできものの種類と原因

① 良性の腫瘍(皮膚のできもの)

猫にも、皮膚の良性腫瘍 ができることがあります。

🔹 脂肪腫(しぼうしゅ)
・皮膚の下に柔らかいしこりができる
・触るとぷにぷにしていて痛みはない
・基本的には良性で、すぐに治療が必要なことは少ない

🔹 皮膚嚢胞(ひふのうほう)
・毛穴に老廃物が詰まり、袋状のしこりができる
・押すと中から白っぽい分泌物が出ることも
・悪化すると炎症を起こすことがある

▶ こんな場合は注意!
💡 急に大きくなる・赤く腫れる場合は、早めに動物病院で診察を!


② 悪性腫瘍(がん)

猫にも 悪性腫瘍(皮膚がん) が発生することがあります。

🔹 肥満細胞腫(ひまんさいぼうしゅ)
・皮膚にしこりができ、触ると硬い
・赤く腫れたり、かゆがったりすることも
・急に大きくなったり、出血することもある

🔹 扁平上皮がん(へんぺいじょうひがん)
・白猫や耳・鼻が白い猫に発生しやすい
・日光による紫外線の影響で発生することがある
・かさぶたのように見えることもあり、治りにくい

▶ こんな場合は注意!
💡 しこりが1cm以上になったり、短期間で大きくなったら要注意!
💡 動物病院で細胞診(しこりの細胞を検査)を受けるのがおすすめ


③ アレルギーや皮膚炎

🔹 ノミ・ダニアレルギー
・背中や首、しっぽの付け根に小さな赤いブツブツができる
・ひどくかゆがり、毛を舐めすぎて脱毛することも

🔹 食物アレルギー
・口元や耳の周りにブツブツができる
・かゆみを伴い、皮膚が赤くただれることも

対処法
💡 ノミ・ダニ予防を徹底する!
💡 食事を変更した直後に皮膚トラブルが出た場合は、アレルギーを疑う


④ 感染症(細菌・ウイルス・真菌)

🔹 膿皮症(のうひしょう)
・細菌感染による皮膚炎で、赤いブツブツやかさぶたができる
・傷口が化膿し、膿が出ることも

🔹 猫白血病ウイルス(FeLV)・猫エイズ(FIV)
・免疫力が低下すると、皮膚にしこりや炎症ができることがある

🔹 真菌(カビ)感染
・皮膚が円形に脱毛し、赤みやフケが出る
・人にも感染することがあるので注意!

対処法
💡 かさぶたが増える・ジュクジュクする場合は、すぐに病院へ!
💡 感染症の可能性がある場合、他の猫への接触を避ける


こんな場合はすぐに動物病院へ!

✅ しこりが急に大きくなっている
✅ 赤く腫れたり、出血や膿が出ている
✅ かゆがって頻繁に舐めたり噛んだりしている
✅ 1ヶ月以上たっても消えない
✅ 元気がなく、食欲も落ちている

特に しこりが硬い・短期間で大きくなった・出血がある 場合は、悪性の可能性 もあるため、早めに診察を受けましょう!


自宅でのケア方法

💡 愛猫の体をこまめにチェック!
・ブラッシング時に 皮膚のできものがないかチェック する
・耳・首・お腹・しっぽの付け根などを触ってみる

💡 ノミ・ダニ予防をしっかり!
・定期的なノミ・ダニ予防薬の使用でアレルギー性皮膚炎を防ぐ

💡 ストレスを減らす!
・ストレスが原因で皮膚を舐めすぎることもあるので、環境を快適に してあげる


まとめ

🐱 猫のできものは、良性のものから病気が原因のものまで様々!
🐱 短期間で大きくなったり、赤く腫れている場合は要注意!
🐱 しこりやブツブツを見つけたら、早めに動物病院で診てもらいましょう!

愛猫の健康を守るために、日々のスキンチェックを習慣に してみませんか?✨🐾

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