猫の下痢の原因と対処法🐱
「うちの猫が下痢をしている…」「いつもより軟便が続いている」 そんな症状が見られたら、猫の体に何らかの異常が起きているサイン かもしれません。
猫の下痢は 一時的な消化不良から、重大な病気まで原因がさまざま です。 放置すると 脱水や栄養不良につながることもあるため、早めの対処が重要です。
今回は、猫の下痢の原因と対処法、病院へ行くべきタイミング をご紹介します。
猫の下痢の主な原因と対処法
① 食事の変化・消化不良
🐱 急にフードを変えたり、消化しにくいものを食べると、腸がびっくりして下痢をすることがあります。
▶ 特徴
✅ 食事を変えた後に下痢が始まった
✅ 食欲や元気は変わらない
✅ 軽度の軟便が続く
▶ 対処法
💡 急なフード変更は避け、少しずつ慣らしていく
💡 消化の良いフードを与える(療法食やウェットフード)
💡 様子を見ながら、1〜2日で改善しない場合は病院へ
② ストレス(環境の変化)
🐱 猫は環境の変化に敏感!ストレスが原因で下痢をすることもあります。
▶ 特徴
✅ 引っ越しや新しい家族・ペットを迎えた後に下痢が始まった
✅ トイレの場所や砂を変えた後に異変が起きた
✅ 便は比較的柔らかいが、食欲や元気に影響なし
▶ 対処法
💡 安心できる環境を整え、隠れられるスペースを作る
💡 ストレスを減らすために、急な変化を避ける
💡 フェリウェイなどのリラックスフェロモンを活用
③ 寄生虫感染(回虫・コクシジウムなど)
🐱 子猫や外に出る猫は、寄生虫による下痢が多いです
▶ 特徴
✅ 長引く下痢(数日以上)
✅ 便の中に白い虫が見えることがある
✅ 体重減少や毛艶の悪化
▶ 対処法
💡 動物病院で便検査を受ける
💡 適切な駆虫薬で治療
💡 予防のために定期的な駆虫を行う
④ ウイルス・細菌感染(猫伝染性腸炎・パルボウイルスなど)
🐱 特にワクチン未接種の子猫は注意!
▶ 特徴
✅ 激しい下痢(悪臭が強い)
✅ 嘔吐・発熱・元気がない
✅ 血便が出ることもある
▶ 対処法
💡 すぐに病院へ!ウイルス感染は早期治療が重要
💡 ワクチン接種で予防が可能(3種・5種ワクチン)
⑤ 食物アレルギー・過敏症
🐱 特定のフードにアレルギーがある場合、慢性的な下痢を引き起こすことも。
▶ 特徴
✅ 特定の食材を食べると下痢が悪化
✅ 皮膚のかゆみや耳の赤みを伴うことも
✅ 長期間続く軟便・便の色が変化
▶ 対処法
💡 アレルギー対応のフードに切り替える
💡 食物アレルギー検査を受ける
⑥ 内臓疾患(腎臓病・肝臓病・甲状腺機能亢進症)
🐱 高齢猫に多く、慢性的な下痢の原因になることも!
▶ 特徴
✅ 食欲の変化・体重減少を伴う
✅ 水をたくさん飲む・尿量が増える
✅ 慢性的に軟便や下痢が続く
▶ 対処法
💡 血液検査で内臓の状態をチェック
💡 適切な治療と食事療法を行う
こんな場合はすぐに動物病院へ!🚑
✅ 水のような下痢が続く(24時間以上)
✅ 血便が出ている・便の色が黒い
✅ 嘔吐を伴い、ぐったりしている
✅ 食欲がなく、水も飲まない
✅ 体重が急に減少している
特に「血便」「嘔吐を伴う」「ぐったりしている」場合は要注意! 早めに病院で診察を受けましょう🏥
自宅でできるケア
💡 一時的な下痢なら、食事を半日〜1日抜いて胃腸を休める
💡 水分補給をしっかり行う(脱水予防)
💡 消化の良い食事を与える(ふやかしたフード・療法食)
💡 整腸サプリメント(プロバイオティクス)を試してみる
まとめ
猫の下痢は、食事・ストレス・感染症・内臓疾患など原因は様々!です。
軽い下痢は様子を見てもOKですが、長引く場合や血便・嘔吐を伴う場合は病院への受診をお勧めします。
普段から食事管理・ストレス対策・定期健診を行い、予防を心がけましょう!
愛猫の健康を守るために、日々のチェックと適切なケアを行いましょう!🐾✨
--------------------------------------------------------------------
国分寺ハートアニマルクリニック
東京都国分寺市本多3-3-5プラザ明和1階
042-316-8631
--------------------------------------------------------------------