猫の歯が抜けた!?考えられる原因と対処法🐱🦷

こんにちは。国分寺ハートアニマルクリニックです🐾
「うちの猫の歯が抜けてた…」「口の周りが血で汚れてるけど大丈夫?」
そんな症状に気づいたら、猫の口の健康状態をチェックするサインかもしれません!

猫の歯が抜ける原因は、成長過程の自然なものから病気までさまざま です。
特に 成猫の歯が抜けた場合は要注意!
今回は、猫の歯が抜ける原因と対処法、病院へ行くべきタイミング をご紹介します。


猫の歯が抜ける原因

① 子猫の乳歯の生え変わり(生理現象・正常)

🐱 生後3〜6ヶ月の子猫なら、自然な歯の生え変わり!
この時期は 乳歯が抜け、永久歯に生え変わる ため、心配はいりません。

特徴
生後3〜6ヶ月の間に起こる
食事中や遊んでいる最中に歯が抜けることがある
抜けた歯を飲み込んでしまうこともある(問題なし)

対処法
💡 特に治療の必要はなし!
💡 ドライフードをふやかしてあげると食べやすい
💡 噛みやすいおもちゃを用意して、歯の生え変わりをサポート


② 歯周病(成猫・高齢猫に多い)

🐱 成猫の歯が抜ける原因のほとんどは「歯周病」!
歯垢・歯石がたまると、歯茎に炎症が起こり、歯がぐらついて抜けてしまう ことがあります。

特徴
口臭が強くなる
歯茎が赤く腫れている、出血している
食べるのが遅くなる・フードを落とす
抜けた歯の周りが茶色くなっている(歯石がついている)

対処法
💡 すぐに病院で歯の状態をチェック!
💡 歯周病の進行度によっては歯石除去が必要
💡 日頃から歯磨きを習慣にし、歯周病予防を!


③ 口内炎・歯肉炎(慢性的な炎症)

🐱 口の中に炎症があると、歯が抜けやすくなることも!
特に 免疫力が低下している猫や、ウイルス感染のある猫 は注意が必要です。

特徴
歯茎が赤く腫れている
口を痛がり、食欲が低下する
よだれが増える・口を気にして前足でこする

対処法
💡 炎症を抑える治療(抗生物質・消炎剤)が必要!
💡 原因となるウイルス感染(猫エイズ・カリシウイルスなど)のチェックも


④ 事故やケガ(外傷による歯の脱落)

🐱 高い場所から落ちたり、硬いものを噛んで歯が折れることも!

特徴
口から血が出ている
歯が途中で折れてしまっている
外からの衝撃(喧嘩・落下)後に発生

対処法
💡 すぐに動物病院で診察を受ける!
💡 折れた歯が感染の原因になることもあるため、抜歯が必要な場合も


⑤ 免疫介在性疾患(難治性の病気)

🐱 猫の免疫システムが異常を起こし、歯が抜けることも!

特徴
若くても歯がどんどん抜けてしまう
口の中が炎症でボロボロになる(慢性歯肉口内炎)
強い痛みを伴うため、食事が困難になる

対処法
💡 病院で適切な治療を受ける(抗炎症薬・免疫抑制剤など)
💡 場合によっては抜歯が必要なこともある


こんな場合はすぐに病院へ!

🚨 成猫なのに歯が抜けた(乳歯の生え変わりではない)
🚨 口臭がひどく、歯茎が腫れている
🚨 食事がしづらそう・フードを落とす
🚨 よだれが増え、口の周りを気にする
🚨 口から血が出ている・歯が折れている

特に「成猫の歯が抜けた」「口臭が強い」「食事ができない」場合は、早めに動物病院へ!


自宅でできるケア方法

💡 日常的な歯磨きで歯周病予防!
・歯ブラシに慣れない場合は、ガーゼやデンタルシートで拭き取る
・猫用の歯磨きジェルやデンタルおやつを活用する

💡 口内環境を整えるサプリメントやフードを活用
デンタルフード(歯石をつきにくくする効果あり)
デンタルウォーター(飲み水に混ぜて口内ケア)

💡 定期的な歯科チェックを受ける
・歯周病の早期発見・予防には動物病院での歯科検診が重要!


まとめ

🐱 子猫の乳歯の抜け替わりは正常!でも成猫の歯が抜けたら要注意!
🐱 最も多い原因は歯周病。口臭や食欲低下がある場合は、早めの診察を!
🐱 歯の健康を守るために、日常のデンタルケアを習慣化しよう!

愛猫が健康な歯を維持できるよう、今日からお口のケアを始めてみませんか?🐾✨

--------------------------------------------------------------------

国分寺ハートアニマルクリニック
東京都国分寺市本多3-3-5プラザ明和1階
042-316-8631

--------------------------------------------------------------------