猫の目が開かない 原因と対処法
kokubunji_adminこんにちは。国分寺ハートアニマルクリニックです🐾
「愛猫の片目が開かない」「目をしょぼしょぼさせている」「涙が多い」…こんな症状が見られたことはありませんか？
猫が目を開けにくい原因には感染症や外傷、アレルギーなどさまざまな要因が考えられます。
今回は、猫の目が開かないときに考えられる病気や対処法について詳しくご説明します。
猫の目が開かない主な原因
① 結膜炎
- 症状：目が赤い、涙が多い、まぶしそうにしている
- 原因：細菌やウイルス感染、アレルギー、異物の刺激
▶ 目をこすったり、悪化すると角膜に傷がつくことがあるため、早めに治療を受けましょう。
② 角膜炎・角膜潰瘍
- 症状：目が白く濁る、強い痛みがある、涙が止まらない
- 原因：外傷（爪や異物による傷）、感染症
▶ 角膜の傷が深くなると視力に影響が出ることもあるため、すぐに受診が必要です。
③ 猫風邪（ウイルス感染症）
- 症状：目ヤニが多い、くしゃみ、鼻水、元気がない
- 原因：ヘルペスウイルスやカリシウイルスなどの感染
▶ 放置すると慢性的な目の炎症を引き起こすことがあるため、早めの治療が大切です。
④ 異物（ゴミ・ホコリ・猫の毛など）
- 症状：目をしきりにこする、涙が出る、まぶしそうにする
- 原因：目に異物が入ることで刺激を受ける
▶ 目をこすらせないようにし、症状が続く場合は動物病院で診てもらいましょう。
⑤ 眼瞼内反症（まぶたの異常）
- 症状：まぶたが内側に入り、目にまつ毛が当たることで涙が出る
- 原因：先天的な要因や、慢性的な炎症
▶ 重度の場合は手術が必要になることもあります。
こんな症状が見られたら、すぐに動物病院へ！
✅ 目が赤く腫れている
✅ 目ヤニが多く、膿のようなものが出ている
✅ 片目だけでなく両目が開かない
✅ 目が白く濁っている
✅ 強い痛みがあり、目をこすり続けている
ご自宅でできる対処法
- 目をこすらせないようにする
- エリザベスカラーをつけると効果的
- 目ヤニを清潔に拭き取る
- 柔らかいガーゼやコットンをぬるま湯で湿らせ、優しく拭く
- 異物が見える場合は無理に取らない
- 目を傷つける可能性があるため、すぐに病院で診てもらう
- 目薬や軟膏は獣医師の指示がある場合のみ使用する
- 誤った薬の使用は症状を悪化させることがあります
まとめ
- 猫の目が開かない原因には、結膜炎・角膜炎・ウイルス感染・異物混入などが考えられます。
- 症状が続く場合や痛みが強そうな場合は、できるだけ早く動物病院を受診しましょう。
- ご自宅では目をこすらせないようにし、清潔に保つことが大切です。
大切な愛猫の目の健康を守るために、気になることがあればお気軽にご相談ください🐱💙
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