猫の歩き方がおかしい!?考えられる原因と対処法
こんにちは。国分寺ハートアニマルクリニックです🐾
「うちの猫、歩き方がぎこちない…」「足を引きずっている気がする」
そんな様子が見られたら、体の異常や病気のサインかもしれません。
猫がいつもと違う歩き方をしている場合、軽い捻挫やケガから、神経や内臓の異常までさまざまな原因が考えられます。
今回は、猫の歩き方がおかしいときの原因と対処法、病院へ行くべきタイミング をご紹介します。
猫の歩き方がおかしいときに見られる症状
✅ 片足を引きずっている・足をかばうように歩く
✅ よろけたり、ふらついたりする(バランスが悪い)
✅ 後ろ足が突っ張る・ふらふらする
✅ 足先が地面にしっかりつかず、引きずるように歩く
✅ ジャンプをためらう・着地時に痛がる
✅ 痛みで鳴く・触られるのを嫌がる
📌 急に歩き方が変わった場合は、すぐに動物病院を受診しましょう!
猫の歩き方がおかしい原因と対処法
① ケガ(捻挫・骨折・脱臼)
🐱 高い場所からの落下や衝突によるケガが原因のことがあります。
▶ 特徴
✅ 足をかばう・片足を地面につけない
✅ 痛がる・鳴く・触られるのを嫌がる
✅ 腫れや出血が見られることも
▶ 対処法
💡 ケガをしている足を無理に触らず、安静にさせる
💡 出血がある場合は、ガーゼで優しく圧迫止血する
💡 骨折や脱臼の疑いがある場合はすぐに病院へ!
② 神経系の異常(脳・脊髄の病気)
🐱 脳や脊髄の異常によって、歩き方がぎこちなくなることがあります。
▶ 特徴
✅ 足を引きずる・ふらふらと歩く(神経障害)
✅ 後ろ足の動きがぎこちない(脊髄疾患)
✅ 頭を傾けたり、平衡感覚が乱れる(前庭疾患)
▶ 対処法
💡 動物病院で神経系の検査(レントゲン・MRI)を受ける
💡 進行性の病気の場合、早期の治療が重要
💡 発作や意識障害が見られる場合は緊急対応が必要!
③ 内臓疾患(血栓・心臓病)
🐱 血栓が足の血管を詰まらせる「動脈血栓塞栓症(ATE)」に注意!
▶ 特徴
✅ 突然後ろ足が動かなくなる(痛みが強い)
✅ 足先が冷たく、蒼白になっている
✅ 呼吸が荒く、ぐったりしている(心臓病の兆候)
▶ 対処法
🚨 緊急性が高いため、すぐに病院へ!
🚨 血栓の治療は早期対応がカギ!
🚨 心臓病の検査(エコー・血液検査)も必要
④ 関節炎・関節疾患
🐱 シニア猫に多く、関節の痛みで歩き方が変わることがあります。
▶ 特徴
✅ 動きが鈍く、ジャンプや階段を避ける
✅ 足を引きずるように歩く
✅ 寒い季節に悪化しやすい
▶ 対処法
💡 関節ケアのサプリメントや適度な運動を取り入れる
💡 寒さ対策をして、体が冷えないようにする
💡 症状がひどい場合は、病院で痛み止めの相談をする
⑤ 中毒(有害物質の摂取)
🐱 中毒を起こすと神経に異常が出ることがあり、歩行が困難になることがあります。
▶ 特徴
✅ ふらつく・酔ったような歩き方をする
✅ 瞳孔が異常に開いている・けいれんが起こる
✅ 原因不明の嘔吐や下痢を伴うことも
▶ 対処法
🚨 中毒の可能性がある場合は、すぐに病院へ!
🚨 摂取したものを特定し、獣医師に伝える
🚨 特に「ユリ・チョコレート・除草剤」などは危険!
こんな場合はすぐに病院へ!🚑
✅ 突然足を引きずり、強い痛みがある(骨折・血栓の可能性)
✅ ふらふら歩く・バランスを崩しやすい(神経障害の可能性)
✅ 足先が冷たい・色が変わっている(血栓の可能性)
✅ 発作やけいれんがある(神経系の異常)
✅ 嘔吐や異常行動を伴う(中毒の可能性)
特に「急に歩き方が変わった」「足を動かせない」場合は緊急対応が必要!
早めに病院で診察を受けましょう。
まとめ
🐱 猫の歩き方がおかしい原因は、ケガ・神経疾患・血栓・関節炎・中毒など様々!
🐱 急に歩き方が変わった場合は、重大な病気のサインかもしれません。
🐱 特に「痛みがある」「足が冷たい」「ふらつく」場合は、すぐに病院へ!
愛猫の異変に早く気づき、適切な対応を心がけましょう!🐾✨
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